先日、日本に長年すんでいる中国の方と話した。
彼は日本の企業にもう長年勤めている。
こうはじめた。
「いやあ僕は失敗したかもしれないよー」
聞くとある時期に他の企業から熱心にオファーを受けていたという。条件も大分よかった。しかし所属企業への義理で結局それは断った。
「これからはね、就業という風に考えた方が良いかもしれない」
会社への義理を大切にして生きてきた彼がいった。
会社への義理というのは日本が強くなった理由のひとつだと思う。
終身雇用制を敷き、安定した生活を会社が保障するかわりに、スタッフが会社のために尽くす。
しかしながらよく言われるように、時代は変わりつつある。
義理は大切だ。何よりも大切なことかもしれない。
それによって企業が成立している事自体はとても幸せなことだ。
しかしながらその状況が許されたのは右肩上がりの経済であったからではないだろうか。
日本経済の衰退や不正による大企業の倒産、リストラ、また途上国の台頭や円高による製造業の不振。昔ながらの経営方法では業種によっては企業も個人も共倒れする可能性がある。
不況の中で企業側は派遣社員を経営の調整弁に使い、大企業でも長年忠誠を尽くしたベテラン社員も中心に大規模なリストラが慣行される。
しかし、個人のスキルがありさえすれば場所を変えればよい。
サーフィンで言えば波が無い場所で波待ちをするのではなく、波がある場所を探してパドリングしていけばいいのだ。
そのためにはまずその仕事のスキル、そして人間力、そして、、語学力が必要だ。
語学力といっても中国語やスペイン語をやる必要は無いだろう。
業界で突出する人は世界中どこでも簡単な英語位は話す。
仕事をする上で、英語の優先順位は少なくとも相当上がってきています。