自殺者が3万人を超える国、日本。
国としては経済的には一時成功し、伝統文化も多く、良いところもたくさんある国だと思う。
しかし、苦しい思いをしている人も沢山いるという側面も持っている。
他国では割合とその土地に根付いた宗教が、心のよりどころになったり、セーフティネットになっているケースも多い。
日本はとくに心のよりどころというものが少ない。
これは貧困だけでなく、豊かであるにも関わらず自殺する多くの人たちにとっても問題では無いだろうか。
貧困、自殺は、個人だけの責任なのか、あるいは社会も一緒に責任を負うべきなのではないか。
自分もいつそうなるかなんて分からないのだから。
そんな問いかけをしている本。
日本では仏教界がなかなかそうした社会問題に切り込んでいけていない状況があると思う。
しかし中には行動をともなわせている方々もいる。
もしも自分に少し余裕があるのであれば、社会の一員として、自分以外の問題と思っていたことに目を向けていきたいと思った。
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