2011年3月16日水曜日

金曜日

ベトナム・ホーチミンにて。

ミーティングが終わって、ホテルに帰宅。
いつもはそんなにつけないんだけれどたまたまテレビをつけた。

BBCでなんだか日本の事をやっているなー。。
と思ってみていると、徐々に様子がおかしいことがわかってきた。

集中して英語を聞いてみる。
やっぱりただ事じゃない。

とにかく家族、彼女に電話。

つながらない。
e-mailを送ってみるがすぐに返信がない。

なおさら不安になる。

チャンネルを変えるとNHK ワールドというものがやっていた。
東京が大丈夫ということは横浜も大丈夫か。
震度は発表されない。

各人とのメールもある時間から完全にストップしてしまった。

何をしたらよいのか、狭いホテルの部屋の中をうろうろうろうろ。

とにかく早く気づきやすい携帯メールに連絡をし、回答を待つ。

その間情報収集しながらやっと全貌が見えてきた。
関東は何とか大丈夫か?
しかしながら東北は物凄い惨状。

連絡がつかいまま数時間、少し腹が減ったので買い物に外へ出る。
そこはベトナムの日常。

何だこの感覚は。

多分海外にいる日本人の方々は相当不安になっていると思う。

自分の近しい人は危険な目にあっているのに、自分だけ安全でいる。

疎外感。

罪悪感。

きっと祖国を離れていきている人はこんな感覚を持っていきつづけているんじゃないかなと思った。
もちろん悪いときだけでなく、祖国が繁栄しているときも。

さあ、みんながいる危険地帯に帰ろう。