2010年12月12日日曜日

タイについて

いくら国内で情報を集めても、実際に行ってその国の空気を肌で感じる情報ほど大きなものはない。

先月バンコクへ行ってきた。

タイ、特にバンコクはアジア旅行の際のハブになるので、学生時代から何度か行った事がある。
一番初めに行ったのは21歳のとき。そのときはカオサン通りの近くの安宿を拠点にして、タイ中を回った。当時の印象は、やはり、まだ発展途上国だな。という印象。ヒッピー風の欧米人や日本人達が本当に多かった。
バンコクで特にひどかったのは排気ガスのにおい。熱帯特有の発酵臭と排気ガスがあいまってなんともいえない香りが街中を覆っていた。

今回特に感じたのがそのにおい。行ったのが向こうの冬でわりと温度が低くカラッとしていたというのもあるだろうが、その街のにおいがほとんど気にならなかった。なぜだろうと道路を見てみるとなんとなくわかる。
古い車が少ない。
トヨタや日産、ホンダ、また韓国車を中心に新しい車が多い。
明らかに生活レベルが高くなっている(見栄もあるだろうが。でも見栄でも無理して買えるのがすごい)。
タイの代名詞トゥクトゥクは肩身が狭そう。
今回はビジネスという事もあったが正直トゥクトゥクもタクシーも市内を少し移動する位だったらものすごい大幅な値段格差があるわけでないので、安全性も考えてタクシーに乗ってしまう。

残念ながらトゥクトゥクは生き残っていかないだろう。観光客のために若干残る位に収まるだろう。

ある大通りはアスファルトが日本と同じようなとてもフラットで上質な道路になっていた。
高速道路から見える景色はまるで首都高から東京を見ているよう。

タイはもともとが色々な民族から構成されている王国なので、外国人に対してもわりとオープンだ。仏教国なので人も良い。ずいぶん前から国内メーカーはタイに製造拠点を作っているが、まだまだ。伸びますね、この国は。